JDF仕様書日本語版の無償公開について:終了しました

(株)プリンテクノでは、Digital Printing JapanサイトからJDF1.3仕様書日本語翻訳版を無償で公開してまいります。JDF1.3仕様の英語版オリジナルは総ページ数で約900ページも有りますので全て翻訳し終わっているわけではありませんし、どこまで公開するかはお約束出来ませんが、少なくとも基本的な部分に関しては公開してまいります。

印刷業務標準JDFバージョン1.0が2001年4月10日にリリースされて既に8年目に入りました。その間、数度のバージョンアップを経て、2008年11月にはバージョン1.4がリリースされました。2004年5月のバージョン1.2リリース直後のdrupa 2004では、ハイデルベルグ、アグファ、マンローランド、アドビを始めとして世界中のベンダーがJDF対応製品を展示した為にJDF drupaと称されたのは衆知のことです。

現在まで欧州を中心にJDFの普及が進み、多くの印刷会社の生産性の向上と印刷関連新規ビジネスの創出に寄与しています。しかし、オフセット印刷を主としたコンベンショナルプリント分野でのJDFワークフローの導入には自ずと限界が有り、最近はコンベンショナルプリントとデジタルプリントが融合したハイブリッドワークフローの普及を目指してJDF規格の検討が進んでいます。

Digital Printing Japanサイトにアクセスして下さる方々の多くはデジタルプリントに関わっておられると思います。より良いデジタルプリント・エンジン、ソフトウエアや新規ビジネス、ソリューションを考える上でも、印刷関連規格を知っておく事は必要です。印刷関連規格としては印刷業務定義標準JDF、高速デジタルプリンター用標準規格IPDSや複合機用標準規格PPML他多くのものが有りますので、順次情報を掲載してまいります。

ダウンロードリンク:JDF1.3仕様書日本語版 その1